健康診断の受診勧奨が敬遠される理由、効果的な実施方法について解説 | エムスリーヘルスデザイン株式会社 読み込まれました

健康診断

公開日:

2025/03/18

更新日:

2025/11/21

健康診断の受診勧奨が敬遠される理由、効果的な実施方法について解説

エムスリーヘルスデザイン編集部(産業医監修)

健康診断の受診勧奨が敬遠される理由、効果的な実施方法について解説

健康診断後に行われる受診勧奨についてを解説します。受診勧奨の説明から始め、なぜ受診勧奨が従業員から敬遠されているのか、そして最後に、効果的な実施方法まで詳しく解説しています。

受診勧奨について悩みを抱えている担当者様は是非参考にしてください。

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健康診断の受診勧奨とは

健康診断後の受診勧奨とは、企業が健康診断で「要検査」と判定された従業員に対して二次検査を受けることを促進する活動のことを指します。

この取り組みは企業が従業員の健康管理を支援し、職場内で健康を維持・向上させるための重要な手段です。

健康診断は疾病の早期発見や予防に役立ち、従業員の健康状態を把握するために欠かせません。

企業が健康診断を受けやすい環境を提供することで、多くの従業員が健康診断を受診し、結果、従業員自身だけではなく企業全体の健康意識を高めることにも繋がります。

また、健康診断の受診勧奨は単なる義務的な活動ではなく、従業員の健康を長期的に守るための積極的な施策の一環でもあります。企業側としても、従業員が健康診断を受けることで、業務の効率や生産性を向上させることができます。

具体的には、早期に病気が発見された場合、その治療が早期に行われるため、欠勤や長期的な病気による休職を防ぐことができます。

このように、健康診断受診勧奨は企業全体の健全な運営にも寄与する重要な活動です。

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受診勧奨は努力義務

健康診断の受診勧奨は法律で定められた義務ではなく、あくまで企業側の「努力義務」として位置づけられています。

企業が従業員に対して二次検査を受けるように促すことが求められているものの、強制力はありません。

この「努力義務」という点が、受診勧奨を実施する上での一つの課題となることがあります。

強制的に受診させることができないため、企業側は従業員に二次検査の重要性を伝える必要があります。その上で、金銭的負担の軽減策や二次検査の無料化など、受診しやすい環境を整えることを考慮してもよいかもしれません。

受診勧奨が従業員から敬遠されている理由

受診勧奨は従業員から敬遠される傾向にあります。

その理由として、下記の3点が挙げられます。

  •  従業員の自己負担

  • 無自覚無症状

  • 法的拘束力の低さ

それぞれ詳しい理由を解説していきましょう。

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従業員の自己負担である点

健康診断の費用は企業側が負担するケースが一般的です。しかし受診勧奨後の二次検査に関しては従業員が自己負担するケースが一般的です。

つまり、従業員にとっては経済的な負担を伴う点が敬遠されている理由の一つです。

そもそも、二次検査が必要になる場合、より正確な検査が必要になるため、費用が高額になる可能性が高く、従業員の二次検査受診の意欲は消極的になりがちです。

無自覚無症状である点

健康診断の結果を見ても、二次検査を受ける必要性を感じない従業員も多いです。

特に自覚症状が全くない場合、二次検査に対して「面倒」「手間」「大げさ」といった印象を持ってしまいがちです。

自分が健康だと思っている従業員にとっては、「結果が悪い」と告げられても「自分は問題ない」と考えてしまい、受診を避ける傾向が強くなります。

法的拘束力が低い点

健康診断は義務ですが、受診勧奨は努力義務です。

企業として強制力を持たせることが難しい点はもちろん、従業員側もその点を把握していると「義務じゃないから」と敬遠されてしまいます。

法律で義務付けられているわけではないため、企業・従業員のいずれにも罰則がありません。

罰則があれば、健康云々ではなく「罰を受けたくないから」と二次検査を受診する従業員もいるでしょう。健康診断の結果を重要視しない従業員の場合、企業からの罰則がないことも加わり、二次検査を敬遠しがちになります。

受診勧奨の効果的な実施方法

受診勧奨は法律で定められている義務ではありませんが、実践することで従業員の健康、ひいては職場全体の健康環境に寄与する大切なことです。

そこで受診勧奨を実施するにあたっての効果的な方法として以下の4つを紹介します。

  • 早期からの積極的な声掛け

  • 二次検査が無料になる給付制度の案内

  • 就業時間内に二次検査を行える制度の制定

  • 受診勧奨のオペレーションの決定

  • 二次検査の重要性の啓もう

  • 保健師との連携

  • ツールの活用

それぞれなぜ効果的なのか、詳しく解説していきましょう。

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早期からの積極的な声掛けをする

受診勧奨において早期における積極的な声掛けを行うことが重要です。

従業員に対して受診勧奨の案内やフォローを行い、早めに受診を促すことが効果的です。忘れがちな従業員に対しては、リマインダーメールや掲示物などで再度注意を喚起する方法も有効です。

従業員の自主性だけに頼るのではなく、企業側が積極的に受診勧奨に取り組む姿勢を見せることで、従業員側に「受診勧奨が大切なもの」であることをアピールできる点もメリットです。

二次検査が無料になる給付制度を案内する

二次検査の費用の中には、給付制度が利用できるものもあります。

給付制度を利用することで自己負担が減ることをアナウンスすることで、従業員の二次検査のモチベーションを高める効果が期待できます。

就業時間内に二次検査を行える制度を制定する

受診勧奨や二次検査を就業時間内に行える環境を整えることも大切です。

企業内での実施や外部の検査機関との提携など、就業時間内に検査を受けられる環境を整えることで、従業員の「仕事以外の時間で拘束される」デメリットを軽減します。

受診勧奨のオペレーションを 決定する

受診勧奨は1回だけでなく、リマインドも含め複数回アプローチすることが重要です。しかし多くの従業員に対して案内していると漏れてしまうことも考えられます。確実に受診勧奨をしきるために、オペレーションを決めておくとよいでしょう。

二次検査の重要性の啓もうを行う

二次検査の重要性を学ぶ機会をつくることが大切です。具体的には社員研修が挙げられます。

社員研修にて二次検査の重要性、ひいては健康について学ぶことで従業員の健康意識の向上が期待できます。

二次検査に関して、「面倒」だと思う従業員もいることでしょう。しかし、健康が大切なものだと理解することで「面倒」ではなく「大切なこと」だと意識します。結果、二次検査に対しての積極性が生まれることでしょう。

保健師と連携する

企業内に保健師がいる場合、保健師と連携して従業員への受診勧奨を行うことも効果的です。

保健師は健康管理の専門家であり、従業員に対して適切なアドバイスを行い、健康診断の重要性を説明することができます。従業員の個別の健康状態に応じたアドバイスを行うことで、従業員の受診意欲を高めることもできます。

ツールを活用する

健康に関するツールの使用もポイントです。

例えばハピネスパートナーズには二次検査の対象者を一括抽出した後、そのままメッセージの一括送付が可能です。従業員を管理する側にとってもリソース負担から受診勧奨やが疎かになるケースが珍しくありませんが、ハピネスパートナーズのような健康システムを活用することで、リソースを抑えての周知徹底が実現します。

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まとめ

健康診断の受診勧奨は企業にとって努力義務ではありますが、従業員の健康を守るためには欠かせない取り組みです。

従業員が受診を敬遠する理由には様々な理由があります。

しかし企業が従業員を健診後早期から積極的にフォローし、制度を整えることや保健師との連携で二次検査の受診率を高めることができます。健康診断は受診して終わりではなく、受診後の行動も重要であるという意識を従業員に持って貰える環境作りを目指しましょう。

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