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健康管理システム

公開日:

2026/05/30

更新日:

2026/05/30

健康管理システムのオンプレミスとクラウド徹底比較!選定ガイド

上田莉子(産業医)

健康管理システムのオンプレミスとクラウド徹底比較!選定ガイド

オンプレミス型とクラウド型、健康管理システムはどちらを選ぶべき?

健康診断結果やストレスチェック、産業医面談の記録、就業判定、特殊健診など、企業が管理すべき健康情報は年々複雑になっています。紙やExcelでの管理に限界を感じ、健康管理システムの導入を検討する企業も増えています。

その際に悩みやすいのが、「オンプレミス型」と「クラウド型」のどちらを選ぶべきかという点です。

オンプレミス型は自社サーバー内にシステムを構築するため、高いカスタマイズ性とセキュリティを担保できる反面、初期費用や運用負荷が大きい傾向があります。一方、クラウド型はインターネット経由で利用するため、サーバー管理が不要で初期費用を抑えられ、複数拠点のデータ一元管理や業務効率化を早期に実現できます。

ただし、どちらが優れているかは一概にはいえません。重要なのは、自社のセキュリティ要件、運用体制、拠点数、従業員規模、カスタマイズの必要性、将来的な健康経営への活用まで含めて比較することです。

この記事では、オンプレミス型とクラウド型の健康管理システムの違いをわかりやすく整理し、それぞれのメリット・デメリット、選定時に確認すべきポイントを解説します。あわせて、クラウド上で従業員の健康データを一元管理できる健康管理システム「ハピネスパートナーズ」についても紹介します。

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オンプレミス型の健康管理システムとは

オンプレミス型の健康管理システムとは、自社内にサーバーやネットワーク機器を設置し、その環境の中で健康管理システムを運用する方式です。

健康診断結果、ストレスチェック結果、面談記録、就業判定、特殊健診などのデータを、自社が管理するIT環境内に保管するため、システム構成やセキュリティルールを自社の基準に合わせやすい点が特徴です。

たとえば、すでに社内に厳格な情報管理体制がある企業や、外部クラウドサービスの利用に制限がある企業では、オンプレミス型が選択肢に入ることがあります。特に、医療情報や従業員の健康情報など、機微性の高い情報を扱う場合には、「データを自社環境内で管理したい」と考える担当者も少なくありません。

また、オンプレミス型は、既存の人事システムや勤怠管理システム、社内データベースなどと個別に連携しやすい場合があります。自社独自の業務フローに合わせてカスタマイズしたい場合にも、柔軟に設計しやすい点はメリットといえるでしょう。

一方で、システムの構築や保守、サーバー管理、セキュリティ対策、バックアップ対応などを自社側で担う必要があります。そのため、導入時の初期費用が高くなりやすく、運用後もIT部門やシステム担当者に一定の負担がかかります。

クラウド型の健康管理システムとは

クラウド型の健康管理システムとは、サービス提供会社が用意したシステム環境を、インターネット経由で利用する方式です。自社でサーバーを設置する必要がなく、アカウントを発行すれば、管理者や産業保健スタッフがWeb上で健康情報を確認・管理できます。

クラウド型の大きな特徴は、導入しやすさと運用負担の軽さです。サーバーの保守やシステム更新、セキュリティ対応などはサービス提供会社側が担うため、自社内に専門的なIT人材が少ない場合でも利用しやすい傾向があります。

また、複数拠点の従業員情報を一元管理しやすい点もメリットです。本社、支社、工場、店舗などが分散している企業では、健康診断結果やストレスチェックの実施状況を拠点ごとに管理していると、情報の集約に手間がかかります。クラウド型であれば、場所を問わず同じシステムにアクセスできるため、全社的な健康管理を進めやすくなります。

さらに、法改正や機能改善に合わせてシステムが更新されるサービスも多く、常に最新の環境を利用しやすい点も魅力です。健康診断、ストレスチェック、長時間労働者対応、産業医面談、健康経営の分析などを一つのシステムで管理できれば、担当者の業務効率化にもつながります。

ただし、クラウド型ではインターネット環境が必要であり、利用するサービスのセキュリティ体制やデータ保管方法、権限管理、サポート体制を事前に確認することが重要です。

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オンプレミス型とクラウド型の違い

オンプレミス型とクラウド型の大きな違いは、「どこにシステムを置くか」「誰が運用を担うか」という点です。

オンプレミス型は、自社内にシステム環境を構築するため、データやシステムの管理を自社でコントロールしやすい方式です。カスタマイズ性が高く、既存の社内システムと細かく連携しやすい反面、導入や運用にかかる費用・工数が大きくなる傾向があります。

一方、クラウド型は、サービス提供会社が管理する環境を利用するため、自社でサーバーを保有する必要がありません。初期費用を抑えやすく、導入までの期間も比較的短い傾向があります。保守・更新の負担も少ないため、限られた人員で健康管理業務を行っている企業にとっては使いやすい選択肢です。

オンプレミス型とクラウド型の違いは、次のようにまとめることができます。

 

オンプレミス型

クラウド型

システム環境

自社サーバー・自社ネットワーク内に構築

サービス提供会社のクラウド環境を利用

初期費用

高くなりやすい

抑えやすい

運用・保守

自社で対応する範囲が大きい

提供会社側が対応する範囲が大きい

カスタマイズ性

高い

サービス仕様の範囲内で対応

導入スピード

時間がかかりやすい

比較的導入しやすい

セキュリティ管理

自社基準に合わせやすい

提供会社の体制確認が重要

複数拠点での利用

設計次第

利用しやすい

法改正・機能更新

自社対応が必要な場合が多い

サービス側で更新される場合が多い

オンプレミス型の健康管理システムが向いている企業

オンプレミス型の健康管理システムは、自社でシステム環境を細かく管理したい企業に向いています。

たとえば、社内規程でクラウドサービスの利用が制限されている企業や、データの保管場所を自社内に限定したい企業では、オンプレミス型が検討されることがあります。また、既存の人事・勤怠・基幹システムとの連携要件が複雑な場合や、自社独自の健康管理フローに合わせて大幅なカスタマイズを行いたい場合にも、オンプレミス型が適している可能性があります。

一方で、導入時にはサーバー構築、ネットワーク設計、セキュリティ対策、バックアップ体制、障害対応などを考慮する必要があります。IT部門の協力が得られるか、継続的な保守運用に対応できるかも重要な判断材料です。

クラウド型の健康管理システムが向いている企業

クラウド型の健康管理システムは、導入や運用の負担を抑えながら、健康情報を効率的に管理したい企業に向いています。

特に、紙やExcelでの健康管理に限界を感じている企業、複数拠点の従業員情報を一元管理したい企業、健康診断やストレスチェック、産業医面談の進捗管理を効率化したい企業では、クラウド型のメリットを感じやすいでしょう。

また、健康経営の推進に向けて、従業員の健康状態を可視化したい場合にもクラウド型は有効です。データがシステム上に集約されていれば、健診結果の経年変化や高リスク者の把握、部署・拠点ごとの傾向分析などにも活用しやすくなります。

健康管理業務は、単にデータを保管するだけでなく、必要な人に必要なタイミングで対応することが重要です。そのため、導入後に担当者が使いやすいか、産業医や保健師と情報共有しやすいか、従業員側の操作がわかりやすいかも確認しておくとよいでしょう。

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健康管理システムを選ぶときの確認ポイント

オンプレミス型とクラウド型のどちらを選ぶ場合でも、健康管理システムを比較する際には、次のようなポイントを確認することが大切です。

1.管理したい健康情報に対応しているか

健康管理システムによって、対応できる業務範囲は異なります。健康診断結果だけでなく、ストレスチェック、産業医面談、長時間労働者対応、特殊健診、就業判定、保健指導、ワクチン接種歴など、自社で管理したい情報に対応しているか確認しましょう。

2.セキュリティ対策は十分か

従業員の健康情報は、慎重な取り扱いが求められる情報です。アクセス権限の設定、通信の暗号化、ログ管理、バックアップ体制、データ保管場所、障害時の対応などを確認しておく必要があります。

クラウド型の場合は、サービス提供会社のセキュリティ体制や認証取得状況、サポート体制も確認しておくと安心です。

3.担当者が使いやすい画面設計か

健康管理システムは、人事担当者、産業保健スタッフ、産業医、場合によっては従業員本人も利用します。機能が豊富でも、操作が複雑すぎると現場に定着しにくくなります。

健診結果の取り込みや対象者の抽出、面談記録の入力、帳票作成、リマインド通知など、日常業務でよく使う操作がわかりやすいかを確認しましょう。

4.複数拠点・グループ会社の管理に対応できるか

拠点数が多い企業では、拠点ごとに健康情報の管理方法が異なっていることがあります。健康管理システムを導入することで、全社のデータを一元化できれば、管理業務の効率化だけでなく、健康課題の見える化にもつながります。

部署別、拠点別、年齢層別などで分析できるかも確認しておくとよいでしょう。

5.導入後のサポート体制があるか

健康管理システムは、導入して終わりではありません。既存データの移行、運用ルールの整備、担当者への説明、機能の使い方の確認など、導入後にもさまざまな対応が必要です。

特に、紙やExcelからシステムへ移行する場合は、初期設定やデータ移行の負担が大きくなりやすいため、サポート体制を確認しておくことが重要です。

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クラウド型ならエムスリーヘルスデザインの「ハピネスパートナーズ」

自社の要件を整理したところで、クラウド型のポイントを満たし、多くの企業に選ばれている健康管理システム「ハピネスパートナーズ」をみていきましょう。

煩雑な事務作業を自動化し、戦略的な健康経営を支援するのが「ハピネスパートナーズ」です。

最大の特徴は、健康診断予約から結果管理、ストレスチェックまでを一つのプラットフォームで完結できる点にあります。実際に、導入企業の中には健康診断業務の最大87%の工数削減を実現した事例もあります。

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高いセキュリティレベルでクラウド型でも安心

クラウド型で最も外せないのがセキュリティの強固さです。

ハピネスパートナーズはISO 27001(ISMS)、ISO 27017(クラウドセキュリティ)の認証を取得しており、強固なセキュリティ体制で個人情報を保護します。 

導入がスムーズ

ハピネスパートナーズはクラウドを活用したシステムです。

ソフトウェアやアプリケーションを個別に準備する手間を抑えやすく、利用開始までの流れを比較的スムーズに進めやすい点も特長です。

紙やExcel管理による転記ミスを抑制し、管理工数を最大87%削減※1

担当者・人事部・産業医・保健師など、複数アカウントを作成し、従業員の健康情報に対する閲覧・編集権限を細かく設定できます。

必要な人に必要な情報を適切に共有しやすくなるため、管理体制の明確化にもつながります。

バラバラのExcel管理、紙の健診結果の仕分け、産業医判定のスケジュール調整……。こうした事務作業を大幅に効率化し、本来の保健指導に充てる時間を創出します。

(※1 健康診断の予約管理や結果入力等の付帯業務。導入前後の比較による算出。効果は企業の運用形態により異なります。) 

健診結果を活かした健康経営の推進を強力にサポート

健診結果をもとにAIである「EBHS Life」による課題分析レポートを提供します。

従業員の健康状態を把握しやすくなることで、早い段階で予防策を打ち出しやすくなります。

個人レポート機能

ハピネスパートナーズでは、個人レポートで従業員の健康意識を促進できます。アクションプランまでを網羅した個人レポートでは、従業員一人一人にレポートを作成し従業員の健康に対する行動変容をうながすことが期待できます。従業員自身が自分の健康課題と向き合いやすくなるため、健康経営に向けた行動変容の後押しの一手になるでしょう。

企業レポート機能

企業レポート機能では全従業員のヘルススコア分布を集計し、業界平均との比較で健診値の偏りや潜在リスクを可視化できます。自社の健康課題を特定し、健康経営施策の優先順位づけに役立てられます。

超過勤務時間の管理機能

健康診断の結果だけでなく、労働時間や残業時間の管理機能も搭載されているため、健康リスクの把握を早い段階で進めやすくなります。

その結果、健康リスクの早期発見を目的とした管理体制の構築を支援し、効率的な業務改善・働き方の見直しに役立てることが可能です。

面談準備の円滑化

さらに、ハピネスパートナーズを導入することで、産業医は訪問前に従業員の健康状態をクラウド上で把握しやすくなります。面談準備の効率化により、限られた訪問時間の中でも従業員との対話や具体的な助言に時間を割きやすくなります。

これは企業側にとっても、産業医との連携をスムーズにし、限られた時間を有効活用するうえで大きなメリットです。

メンタル・フィジカルの一元管理

ハピネスパートナーズは「職場のストレスチェック+plus」と連携することで、心身両面のリスクを同一画面で把握でき、より高度な組織分析を可能にします。

外部相談窓口であるエムスリーヘルスデザインの「EAPサービス」とも親和性が高く、退職原因となり得るメンタル不調の兆候を早期に捉えやすくし、専門家への相談につなげる体制を整えることで、離職リスクの低減に役立てることが可能です。

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