巡回健診を導入する際に知っておきたいこと
従業員の健康診断を効率よく実施するために、巡回健診の導入を検討している企業もあるでしょう。しかし、導入にあたって「何人以上の従業員がいれば実施できるのか」「自社の規模でも対応してもらえるのか」と疑問を持つ担当者もいるのではないでしょうか。
巡回健診の実施に必要な最低人数は、健診機関によって異なります。また、受診人数だけでなく、健診内容や実施場所なども確認しておく必要があります。
本記事では、巡回健診の対象人数の目安、導入にあたって確認したい条件を解説します。あわせて、健診代行サービスの活用により健康診断の手配や受診状況の管理を効率化する方法についても紹介します。
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巡回健診の対象人数は?最低何人から実施できる?
巡回健診とは、健診機関の医師やスタッフが企業の事業所などを訪問し、従業員の健康診断を実施する方法です。従業員が個別に医療機関を受診する必要がなく、移動時間や待ち時間の削減が期待できます。
実施に必要な最低人数に法律上の基準はありませんが、一般的には30~50人程度を目安とするケースが多くみられます。
例えば、各健診機関が公表している最低実施人数は、次のとおりです。
健診機関 | 最低実施人数 |
|---|---|
福山市医師会 健診センター | 原則25人以上 |
ふくおか公衆衛生推進機構 | 30人以上が目安 |
東京桜十字 | 50人以上/日 |
那須クリニック 関西検診協会 | 50人以上/日 |
ただし、上記はあくまで目安です。健診内容や実施時期などによっては、規定の人数を下回っていても対応してもらえる場合があります。
自社の受診予定人数が少ない場合も、まずは健診機関に相談してみるとよいでしょう。
巡回健診の導入にあたって人数以外に確認したいこと

巡回健診の導入には、対象人数以外にもいくつかの条件があります。スムーズに実施するために、以下の項目も確認しておきましょう。
健診会場と駐車スペースを確保できるか
巡回健診では、事業所内の会議室や食堂などを健診会場として利用するのが一般的です。
健診機関によって必要な広さは異なりますが、診察や採血、身体測定などを行うためのスペースを確保しなければなりません。また、胸部X線検査などを行う場合は、健診車が進入・駐車できるスペースも必要です。
事業所内に十分な場所を用意できるか、事前に確認しておきましょう。
希望する健診項目に対応しているか
巡回健診で実施できる検査項目は、健診機関によって異なります。
一般的な定期健康診断に加え、特殊健康診断や生活習慣病予防健診などを希望する場合は、対応の可否を確認することが大切です。検査項目によって必要な設備やスタッフ、実施条件が変わることもあります。
とくに取扱物質や従事期間の管理が伴う特殊健診は運用の負担が大きいため、事前に管理方法を検討しておく必要があります。標準機能で特殊健診や業務歴を一括管理できる健康管理システムを活用すると、対象者の抽出や履歴の把握がスムーズになります。
希望する日程で実施できるか
巡回健診では、健診機関との事前調整が必要です。とくに受診対象者が多い企業では、複数の日程や時間帯に分けて実施することも考えられます。
従業員の勤務形態や繁忙期などを踏まえ、余裕を持って準備を進めましょう。
最低人数の確保や医療機関調整が困難な場合の対処法
巡回健診の実施において、最低人数に届かない事業所が存在したり、全国に複数の拠点が分散していたりする場合は、医療機関との個別交渉や日程調整に多大な負担がかかります。また、雇入れ時の健康診断や特殊健康診断など、対象者ごとに異なる健診コースの手配が必要となるケースでは、社内での取りまとめが一層複雑になります。
このような課題に対しては、医療機関との契約や調整作業を一貫してサポートする健診代行サービスの活用が有効です。専門の代行機関を通じることで、自社の条件に合わせた医療機関の新規開拓や、事業所宛て・自宅宛てといった案内書類の送付方法の個別変更など、柔軟な運用体制を構築できます。
巡回健診で受診率向上と業務効率化を同時に実現!エムスリーヘルスデザインの「健診代行サービス」
エムスリーヘルスデザイン株式会社は、医療DX大手エムスリーグループの一員として、40年にわたり産業保健および健康経営事業を展開している企業です。
エムスリーヘルスデザインの「健診代行サービス」では、巡回健診の導入もご検討いただけます。本サービスで得られる利点についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
1.巡回健診で従業員の受診率向上と業務への影響の最小化を実現
従業員が個別に医療機関へ出向く健康診断では、予約手配の手間や移動時間、病院での長時間の待ち時間が発生し、業務への影響や受診率の低下が大きな課題となりがちです。
エムスリーヘルスデザインの「健診代行サービス」では、オプションとして「巡回健診(提携医療機関の医療チームや健診車が企業の敷地内や指定会場に出張して健診を行うサービス)」を追加できます。
職場の敷地内で健診が完了するため、従業員が自ら病院を予約・訪問する手間がなくなり、受診率の大幅な向上が期待できます。また、移動負担や待ち時間も大幅に軽減されるため、業務への影響を最小限に抑えられます。
2.医療機関との調整から精算まで、煩雑な実務をプロが「まるごと代行」
巡回健診の導入・実施にあたっては、医療機関との事前調整や日程設定、受診案内の作成・発送、当日の進行管理、各所からの請求書処理など多岐にわたる事務作業が伴います。
当社は産業保健領域で40年以上の豊富な経験とエムスリーグループの医療DXノウハウを有しており、これらの手間のかかる工程をまるごと代行するサービスです。人事・総務ご担当者様の複雑な調整作業や問い合わせ対応の負担を大幅に軽減し、生産性の向上や本来注力すべきコア業務への集中を支援します。
3.企業の組織形態や運用フローに応じた「柔軟なカスタマイズ」
エムスリーヘルスデザインの健診代行サービスは、画一的なパッケージ型とは異なり、貴社固有の働き方や組織の形、既存の運用フローに合わせて最適にカスタマイズできます。案内書類の送付方法(事業所宛・自宅宛など)の変更や、雇入れ時健診・海外赴任前後健診などのさまざまなコースに対応、さらには追加費用なしでの新規医療機関の開拓・契約まで、細やかな要望に寄り添った運用体制を構築します。
「ハピネスパートナーズ」併用で実現する真のデータ一元化と健康経営
健診代行サービスの巡回健診と、クラウド型健康管理システム「ハピネスパートナーズ」を併用することで、健診の手配からデータ活用までが一気通貫で完結します。巡回健診によって短期間で一斉に回収された健診結果は、統一フォーマットでシステム上にシームレスにデータ化・一元管理されます。これにより、未受診者への自動受診勧奨や労基署提出用報告書のワンクリック作成が可能となり、健診管理にかかる工数を約87%削減できます。さらに、標準搭載されたAI分析プログラム「EBHS Life」により、集められた最新の健診データを即座に可視化・分析し、エビデンスに基づいた実効性の高い健康経営施策の立案に直結します。
自社の従業員規模や拠点環境に合わせた最適な受診形態、具体的な代行範囲や費用感については、事前のヒアリングをもとに個別提案を受けられます。導入準備や運用管理の負担を抑え、社内の健康管理体制をスムーズに刷新するための第一歩として、まずは詳しいサービス資料の請求や、事前の個別相談をご活用ください。
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