巡回健診の費用相場と内訳は?コストを抑えて実施するポイントを徹底解説 | エムスリーヘルスデザイン株式会社 読み込まれました

健康診断

公開日:

2026/09/16

更新日:

2026/09/16

巡回健診の費用相場と内訳は?コストを抑えて実施するポイントを徹底解説

吉田瞳(保健師、看護師、第一種衛生管理者)

巡回健診の費用相場と内訳は?コストを抑えて実施するポイントを徹底解説

従業員の健康管理において、定期健康診断の確実な実施は企業の重要な責務です。しかし、スムーズな受診の実現には課題が多く存在します。事前準備や未受診者への督促といった人事担当者の負担に加え、移動や待ち時間による従業員側の負担も大きなネックとなります。こうした負担を軽減する選択肢として、個別に医療機関へ赴く「施設健診」のほか、自社に健診車や医療スタッフを招いて一括受診する「巡回健診」があります。

本記事では、コストや業務効率の観点から「巡回健診」の特徴や費用相場、導入のポイントについて詳しく解説します。

巡回健診とは?実施するメリットと施設健診との違い

巡回健診は、企業の会議室や食堂などのスペースを活用して実施されるのが一般的です。最大のメリットは、従業員の移動時間や業務の抜け漏れを大幅に削減できる点です。対象者が同じ場所で一斉に受診できるため、受診率の向上につながりやすくなります。近畿エリアや首都圏などでは土日祝日の巡回実施に対応できるケースもあり、業務の都合に合わせた柔軟な日程設定が可能です。健康診断の実施による業務への影響を最小限に抑えたい経営者や人事担当者にとって、メリットの大きい選択肢です。

項目

巡回健診(出張健診)

施設健診

定義

医療機関の健診車やスタッフが企業を訪問し、社内の会議室や指定会場で実施する健康診断

従業員が指定の病院や健診センターなどの医療機関へ個別に足を運んで受診する健康診断

メリット

・移動時間や業務の抜け漏れを最小限に抑えられる

・全社一斉で受診するため受診率が向上しやすい

・人事側のスケジュール把握や未受診管理が容易

・受診者が多い場合、1人あたりの費用を抑えやすい

・社内会場の準備や駐車スペースの確保が不要

・受診日時を分散でき、個人の都合に合わせることができる

・受診人数が少数の拠点でも導入しやすい

・医療機関の高度な検査設備や豊富なオプションを選びやすい

デメリット

・一定の受診人数(例:30名以上など)の制限がある

・社内会場の確保や設営、健診車の駐車スペースが必要

・当日に不在(休職・出張等)の従業員は別日程で施設健診の手配が必要

・従業員の移動時間や交通費が発生する

・予約の手配漏れや未受診者への督促など管理業務が煩雑化する

・医療機関ごとに結果のフォーマットが異なりデータ化に手間がかかる

 

巡回健診の費用相場と料金の内訳

 

巡回健診の費用相場と料金の内訳.png

巡回健診の費用は、実施する検査の項目や各種オプション、受診人数によって変動します。

基本的な検査項目の料金相場

労働安全衛生法で義務付けられている定期健康診断(法定健診)の場合、1名あたりの料金相場はおおよそ5,000円〜10,000円程度です。ここには、問診、身体測定、血圧測定、血液検査、尿検査、胸部X線検査などの基本的な項目が含まれます。受診者がまとまることで、施設健診よりも1名あたりの料金が割安になるケースも少なくありません。

オプション検査の追加費用

年齢や性別に応じて、生活習慣病予防健診やがん検診(胃部X線、腫瘍マーカーなど)、婦人科検診を追加するケースも多く見られます。例えば、胃部X線検査を追加する場合は数千円程度の追加料金が発生します。各従業員のリスクに応じた各種オプションを柔軟に設定することで、より精度の高い健康管理が可能になります。

見落としがちな附帯費用・隠れコストに注意

健診そのものの料金以外にも、会場設営の準備、健診車を駐車するためのスペース確保、当日の運営スタッフの調整といった運用手配コストも考慮する必要があります。敷地内に十分な駐車スペースがない場合のコインパーキング代や、移動条件に伴う別途出張費の有無については、委託先やプランによって異なるため事前の見積確認が不可欠です。これらの隠れた費用を含めて、トータルの予算を算出することが重要です。健診にかかるコストの最適化や、より効果的な健診管理の手法について詳しく知りたい方は、以下の資料もあわせてご活用ください。

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巡回健診の費用を抑え、業務効率化を図るポイント

補助金や健康保険組合の助成金を活用する

加入している健康保険組合や協会けんぽの補助金・助成金を活用することで、費用負担を大幅に軽減できる場合があります。事前に自社が利用できる制度の適用条件などを確認し、漏れなく活用することがコストダウンの第一歩です。

健診代行サービスで「見えない業務コスト」を削減する

「健診費用は抑えたいが、事前の予約手配や案内、結果のデータ化など人事労務の負担が重い」と悩む担当者は少なくありません。そうした場合は、健診代行サービスの利用がおすすめです。医療機関との調整や案内業務、バラバラな結果データの取りまとめには多くの時間や人件費がかかります。こうした「見えない業務コスト」を削減することで、総合的な費用対効果は大きく向上します。自社の運用に合わせて業務範囲を柔軟にカスタマイズできる代行サービスを活用すれば、担当者がコア業務に注力できる環境を整えやすくなります。また、産業保健の現場においても、事後措置や産業医連携がスムーズになるため、非常に有効な手段です。

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エムスリーヘルスデザインでは、40年以上にわたる実務経験で培われたノウハウを持つ専門家が、企業の産業保健体制を強力にサポートする各種サービスを展開しています。

巡回健診

質の高い医療スタッフが企業を訪問し、安全かつスムーズな健診を実施します。企業の会議室や食堂など、ご用意いただいたスペースを最大限に活用し、業務の合間に短時間で効率よく受診できる環境を整えます。また、各企業の受診人数やニーズに合わせた柔軟なプランニングをご提案し、人事労務ご担当者の当日の運営負担も最小限に抑えます。

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健診代行サービス

面倒な医療機関との日程調整や予約手配から、健診結果のデータ化、支払い・精算業務までをワンストップで代行することで、担当者の業務負担を大幅に軽減します。全国の提携医療機関ネットワークを活かし、従業員の希望に沿った受診先を手配可能です。さらに、各医療機関から送られてくるバラバラなフォーマットの健診結果も、当社で統一フォーマットにデータ化するため、その後の管理や事後措置が格段にスムーズになります。

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ハピネスパートナーズ

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まとめ|費用と見えないコストを抑え、質の高い健康管理体制の構築を

巡回健診は、従業員と人事双方の負担を減らし、受診率向上に寄与する有効な手段です。基本料金の相場は5,000〜10,000円程度ですが、見落としがちな設営費などの隠れコストを含めた予算設計が重要になります。補助金の活用や健診代行サービスを賢く導入し、費用と手間を抑えながら自社に最適な質の高い健康管理体制を構築しましょう。

 

巡回健診の実施方法や料金、健康診断の効率化についてお悩みの方は、ぜひお気軽にエムスリーヘルスデザインのWebサイトからお問い合わせください。

 

エムスリーヘルスデザインでは、出張による巡回健診の手配から、全国の提携医療機関を活用した予約代行、クラウド型システム「ハピネスパートナーズ」による結果の一元管理まで、企業の状況に応じたワンストップの支援体制を用意しています。自社の規模や拠点環境に合わせた最適な運用プランやサービス詳細については、案内資料でご確認いただけます。

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